約 3,267,831 件
https://w.atwiki.jp/pazdrawiki/pages/16.html
ゲームを進めていては出来ない事ですがリセットマラソンが一応出来ます。 初期段階では魔法石を比較的多く手に入れる事が可能なのですがそれを利用して 目的のレアが出るまでこれをやり続けるとちょっと有利かも知れないです。 やり方は 1.当然アプリダウンロード 2.魔法石を使って 3.駄目ならアプリ削除 4.1に戻る 最初に知っていたらもうちょっと楽にスタート出来たかも知れないので残念。。。。
https://w.atwiki.jp/yumetetsu/pages/8.html
忘却の契約はスキルリセットに使用しますが、 カンストまでに4枚ほど手に入ります。 1週間しか期限がないから 15レベルでアイリーンのクエスト報酬から受け取るな!っていう人もいますが、 私は報酬箱からもどうせ期限無しのが配布されるわけなので、いつまでも アイリーンの頭の「?」がうっとしいので、ならばカンスト後に真っ先に使うことを薦めます(^^) スキル振りはとっても重要なので、間違えないようにしてください! しかし、どれが絶対強いとは一概には言えないのですが、M振り必須のスキル等も ありますので、スキルシミュ等を参考にするといいですね。 これと決めたら、1発で決めるようにしましょう(^^) あと数枚スキリセがあるからといって、油断しないように。 ドラネスはいつスキル改変があって、いつスキル振り直しを余儀なくされるか 分からないので、できるだけ忘却の契約はとっておきましょう。 1月の改変で、SSのスキル振り直しを余儀なくされ、 緊急回避等に必須なロケットジャンプを取り忘れたSSとは私のことですm(__)m 取得できるスキルは全て取得して 全部のスキルを使いまわしてやれ!と、言って 強くなるゲームではありませんので とにかく色々と注意しながら悩んでください(^^) あと、その職のバフ・デバフをよく理解してください^^ どうやったらPT火力が出るかとか PTへの貢献を視野に入れて考えると どんどん楽しくなりますよ(^^)
https://w.atwiki.jp/eojpsp/pages/124.html
機巧偏向リセットは機巧クリーチャーに偏重したリセットタイプのデッキである。 機巧クリーチャーに寄せる一番の目的は遍在者ジュノー 天告であり、 殲滅を繰り返すリセットにとってFBのおよそ半分が奪えるこのスペルは大変貴重であり、 機巧の神 ファセウスの召喚場所を増やしたりもできる。 機巧クリーチャー自体のリセット力も強力なので対峙した時は インペリアルガードやチャリオッツなどには十分注意して配置を心がけたい。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/49447.html
【検索用 りせっとなの 登録タグ CeVIO とあ り 可不 房野聖 曲 曲ら 瀧田洋平】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:とあ 作曲:とあ 編曲:とあ 絵:房野聖 ミックス・マスタリング:瀧田洋平 唄:可不 曲紹介 曲名:『リセットなの。』 とあ氏の可不オリジナル2作目。 歌詞 (youtube概要欄より転載) なんとなく 口開いて なんとなく 息を吸って吐いて 吸って吐いて なんとなく 目を合わせて なんとなく 相槌打って笑って 作って笑って そろそろ戻んなきゃな あーでも少し帰りたいな お腹が痛いかもな あー少し頭も痛いかな もうつまんないや うるさいうるさい なんてくだらないんだろう 逃げたい消えたい辞めたい 棄てたい なんで此処に居るんだろう もういっか もうつかれた もういっか 呟いて吐いて言い聞かすけど リセットなの なんとなく待ち合わせて なんとなく息合わせて泳いで 浅く泳いで なんとなく目を瞑って なんとなく やり過ごして飾って ほら着飾って 君と何がしたいんだろな あー繋がってたいだけかな 君は何がしたいんだろな あー少し泣きたいだけかな もうわかんないや いらないいらない なんてめんどくさいんだろう 逃げたい消えたい辞めたい 棄てたい なんで此処に居るんだろう もういっか もうつかれた もういっか 唱えて吐いて繰り返すけど リセットでしょ 信じないくせに 望まないくせに 繋ごうとすんな 愛さないくせに 縋らないくせに 繋がろうとすんな もうめんどくさいや しらないしらない なんてばかげてんだろう 逃げたい消えたい辞めたい 棄てたい なんで此処に居るんだろう もういっか もうつかれた もういっか 呑み込んで殺して引き返すでしょ ほら リセットなの コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/dimensionzero/pages/427.html
リセット・コマンド リセット・コマンド ストラテジー 使用コスト:青1無1 バトル [バトルスペースのスクエアにあるリリース状態のあなたのユニットを1枚選び、フリーズする]あなたはこのカbpードのコストとしてフリーズしたユニットと同じラインのバトルスペースのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、持ち主の手札に加える。 「我々の動きを探る者があれば報告せよ。緊急の場合、リセット・コマンドの使用を許可する。」~情報商人オウル・カーン~ 青の大陸のバウンスストラテジー。 コストにユニットを必要とする分、対象となるユニットに制限はない。 ユニットの移動にスタック?して打つことでコストのフリーズを無効化出来る。 関連リンク 各種コマンド ノヴァ・コマンド デス・コマンド リセット・コマンド レストア・コマンド ケイオス・コマンド 収録セット ファースト・センチュリー エキスパンション 勝利への計略(059/100 コモン) イラストレーター 凪良
https://w.atwiki.jp/horimiya/pages/397.html
29、リセット 登場人物:和泉(弟)、涼子、和泉(兄)、彩、真守、湯浦、咲、佐竹、西川。 。 コメント ←28、お気の毒さま 30、発熱と→
https://w.atwiki.jp/naconeco/pages/4.html
作詞:kemu 作曲:kemu 編曲:kemu 唄:GUMI 「少年は潔癖でありたかった」 動画 解釈 目が覚めたら 人生リセットボタンが そこに 転がってた マキちゃん《神》に貰った人生リセットボタンが 朝起きたら寝床の横に転がっていた。これは人生を初めからやり直すことの出来るボタン。 目眩 目眩 象る 念願の 強くてニューゲーム めまいがするがだんだん現実が形取られてきた。 念願の記憶を継承したまま人生を初めからやり直せる。 ネコちゃんワンちゃん出ておいで 明日は素敵な参観日 無敵の天才神童は 中二で朽ち果てた 記憶を持っている僕には周りの人たちは犬猫にしか見えない。 明日は参観日だ。実力の差を見せつけてやろう。 だが、幼い子供達の中では無敵だったが、中学二年生になった時点でみんなに追いつかれてしまった。 ダメダメこんな人生 累計これまで何百年? ネバーランドの囚人に 課された極上の終身刑 ショート寸前カイバ先生 掻き毟った手を睨め どうせどうせやり直し 人生リセットボタン 駄目だ駄目だ今回の人生も。累計何百年繰り返してきた? ループを繰り返し、まるでネバーランドの永遠の子供に課された終身刑だ。 記憶が混乱してきた。脳の中の海馬体がショートをする寸前だ。掻きむしった手を睨み思う。 「どうせ今回もやり直し」 人生リセットボタンを押した。 目が覚めたら 人生リセットボタンが そこに 転がってた 同上 ほらほら 盲目 甘い汁 冗談はほどほどに 人生リセットボタンがあるから周りが見えなくなってきている。 甘い話も考え物だな。 愛想も怨嗟も過食気味 加減を知らないボキャブラリ 三千回目の告白も 『タイプじゃないんです』 愛想も怨嗟も多すぎる。 表現する語彙が多すぎる。 好きな子に三千回目の告白をするも決まっていつも『タイプじゃないんです』 ダメダメこんな人生 累計これまで何千年? ネバーランドの囚人も 昔は確かに笑えたんだ ワープ寸前カイバ先生 先回って受け止めて どうせどうせやり直し 人生リセットボタン 駄目だ駄目だ今回の人生も。累計何千年繰り返してきた? ループを繰り返してきた僕も初めは笑えていたんだ。 今度もループをするだろう。記憶を入れる海馬体は先に行って準備していて。 「どうせ今回もやり直し」 人生リセットボタンを押した。 ブラフの上にも三千年 その手に乗るかと三億年 将来の夢は何だっけ? わばばばばばば 今回の人生ははったりだと三千年繰り返してきた。 怪しんで勘ぐって三億年繰り返してきた。 将来の夢はなんだっけ? もう思い出せない。忘れてしまった。 わばばばばばばばばば…… ダメダメそんな人生 耳鳴りが邪魔するんだ ああ、誰かしらそうやって 叱ってくれればよかったんだ 「駄目だ駄目だこの人生じゃ」 耳鳴りがそう言って邪魔をする。 ああ、もっと早く誰かしら 叱ってくれれば良かった ダメダメこんな人生 累計これまで何兆年? 寒い寒い近寄んないで 答えが喉まで来ているんだ カイバ先生 カイバ先生 掻き毟った手の中に 見っけちゃった 見っけちゃった 駄目だ駄目だ今回の人生も。累計何兆年繰り返してきた? 耳鳴りの声が寒いんだ近寄らないでくれ。 答えが喉まで出てきそうだからさ邪魔しないでくれ。 海馬体の隅に・頭を掻いた手で 気付いてしまった。 6兆5千3百12万 4千7百10年の 果て果てに飛び込んだんだ 午前5時始発の終着点 カイバ先生 カイバ先生 僕のいない世界こそ きっときっと答えと 思ったがどうでしょうね? 六兆五千三百十二万四千七百十年繰り返してきた人生の 果てに飛び込んだのは午前五時始発列車が来た終着駅の線路。 これまでの記憶に聞いてみた。僕の居ない世界が この世界のあるべき姿だと思いましたがどうでしょうか? 答えは合っていますか?
https://w.atwiki.jp/nullpomino/pages/42.html
設定をリセットしたいときは、NullpoMinoのフォルダの中にある、config→settingから 以下のファイルを削除してください。 Swing版:swing.cfg Slick版:slick.cfg SDL版:sdl.cfg 各バージョン共通の設定:global.cfg ハイスコアなど:mode.cfg
https://w.atwiki.jp/sendora/pages/23.html
「ああ、このスキル使えね~(T-T)」 「ステータス振り方間違えた(T-T)」 「他の職業の方がよかった(T-T)」 プレイするうちに色々とキャラに対しての不満が出てきます。そういうときはキャラクターリセットをして、キャラクター作成からやり直すことができます。 初回と違う点は、装備やカードなどは持ったままLv1を迎えるという点です。 開始時は武器に「ドラゴン+」カードでALL+65ほどしかありませんが、ALL+250のカードを挿すと序盤では鬼神のような強さになります。 資産をフル活用すれば1日でLV45位まで進めることができます。 キャラリセの準備 リセットまでに以下は取得しておいた方が、育成の快適さが違います。 リセット後キャラのメイン装備今がLV50として、リセット後のキャラがLV50になったときに装備させる武器・防具を先に確保しておきます。 全ステータスが上がるカード「クリスティーネ」「ドラゴン+」など、ALL+のカードを育てておくと、リセット後が楽になります。初めのソードにこれを刺すとノンストップでLV25までいけます。 火龍砲「技」がある程度いりますが、この銃はLV25から装備できるレアアイテムです。バトル中に使用すると「ボルテクスLV4」という全体魔法が発動します。 デーモンスキンLV35から装備できる2スロットの鎧。「心」あげて火龍砲の威力を底上げします。 上忍の鉢金LV30から装備できる2スロットの帽子。~「心」あげて火龍砲の威力を底上げします。 リセット後 初期武器にALL+カードを挿して、ひたすらシナリオを進めると勝手にレベルがあがります。 店売り鎧にスロットが出始めたら購入して、カードでステータスを強化します。 そのままLV25にして火龍砲装備します。この時、武器と鎧でスロット2個あるはずですが、ALL+と心+のカードを装備します。 ひたすら火龍砲で敵を倒します。 LV30になると上忍の鉢金装備します。増えた2スロットも心+カード。 LV35でデーモンスキンを装備します。スロットに心+カードで火龍砲威力を強化します。 このままLV45まで、1~2発狩りを続けていきます。 火龍砲で狙うべき敵は植物系です。ダメージ2倍になります。 フィリア城周辺は植物がでて、EXPもオイシイのでしばらく1発狩りでこもれます。もし倒せなければ、植物弱点カードを使って下さい。 1~2日でここまではいくことができますので、あとはお好きにどうぞ(^-^)
https://w.atwiki.jp/konatazisatu/pages/80.html
リセット 作 みゆキチ=ハンニバル=アラバマ 「美味しいね~」 「期末試験だるいな」 「明後日の休みにさぁ」 ガヤガヤと賑わう午後の教室 いつもと変わらない学校の雰囲気 変わった事といえば、今が三年生の三学期で 学校生活最後の数ヶ月だということ 「ね~みゆき、試験勉強はかどってる?」 「ええ、ぼちぼちと言った所でしょうか?」 「ゆきちゃん、普段から頑張ってるもんね~」 「何いってんの、つかさだって専門学校の勉強やってるじゃない」 「わ、私は料理とかの学校に入るし、中卒程度の学力くらいしかないから」 「いいえ、学力よりも大事なものは沢山ありますよ」 この時期はお昼休みでも進学の話題が尽きない それでもずっとその話題と言う事もまず無いが その会話に入っていけないのは 「こなた、どうしたのよ?さっきから黙って」 「お体の具合が悪いんですか?」 「こなちゃん、顔色悪いよぉ?」 チョココロネを咥えたまま、静止するこなたに三人の視線が送られる 会話に参加しないだけで心配されるのは少し微妙だ そんな事も以前なら気にならなかった 「ふえ?い、いや、今日であの深夜アニメおしまいだなぁ~って思ってさ」 「なに?またアニメの事考えてたの?ま、アンタらしいけど」 「ふふ、そうですね 泉さんらしいですね」 「私もあのアニメ好きなんだけど、いっつも寝ちゃってて・・・」 「・・・・・・・・・・」 将来の事など特に考えていないこなたにとって この三人の会話は少し耳が痛い かと行って他に仲の良い友達も居ないし、行く場所も無い 最近は仕方なくここにいる事が多い かがみとみゆきは結構偏差値の高い大学を目指して邁進中 つかさは料理や裁縫関係の専門学校に進学するつもりらしい こなたは、というと 「そういえばアンタはどうするのよ?」 「え?私・・・?」 「そうよ、いつまでもアニメや漫画に入れ込んでないでさ、ちょっとは」 「ちょっと、お姉ちゃん・・・」 「何よつかさ、アンタ自分の友達に幸せになってほしくないの?」 「それは・・・・なって欲しいけど、だからって」 かがみの言葉が痛い 「まあまあ、進路は泉さんがお決めになることですし」 「みゆきまで何言ってるのよ?このままじゃこなたはオタクのままなのよ?」 「・・・・・・・・・・」 かがみはこなたの為に熱くなる 彼女はこなたの事になると必要以上に入れ込むところがある 前まではそれが嬉しかったが今のこなたにとっては 「いいじゃん、私がしたいことをするんだから」 「アンタいつも・・・・」 「かがみには関係ないじゃん!!」 こなたの怒声が教室に響いた、立ち上がった勢いでこなたの椅子はひっくり返る ただ、茫然とこなたを眺める三人 周囲は「また、例の痴話喧嘩か・・・・」という声とともに笑い声が起き あっという間に空気はもとに戻った だが、この場所だけは凍ったままの空気 こなたはハッとして涙目のかがみに視線を送る 「・・・・・・うう・・・・」 かがみはこれで結構デリケートだ 「ご、ごめんかがみん 私どうかしてたよ・・・」 「・・・・うん、・・・・ぐす・・・」 友人の潤んだ目を見て 『泣かれては迷惑だ』などと、そんな事を考えた自分に嫌気がさす 彼女は自分を思って言ってくれたのだ かがみはそそくさと弁当箱を片付けて教室を出て行ってしまった 前髪で隠れた頬には涙が一すじ 「お姉ちゃん・・・」 「かがみさん・・・・」 「・・・・・・・」 こなたはかがみを呼び止められない、気丈なかがみの始めてみせる態度に戸惑う 自分の不甲斐無さに呆れて座り込むと 目じりから流れる熱いものを見られないように机に突っ伏して、腕で顔を隠す つかさは「お姉ちゃん、待って」と席を立つと「ゆきちゃんお願い」と言い残してかがみを追いかけた 『つかさはやっぱりかがみの方が大事なんだよね』 「大丈夫ですよ、かがみさんは泉さんの事を大事に思ってらっしゃるんです」 「・・・・・・うん」 そうだと思う、だからこんな事になるのだろう 「つかささんに任せましょう」 懸命に励ます優しい言葉がこなたをみじめな気持ちにする こなたは机を涙で濡らしながら、嗚咽を押し殺して呟いた 「・・・うん、ありがとうみゆきさん」 『何考えてるんだろ、私』 「お姉ちゃん」 ここはC組の教室、向こうの机の上には突っ伏したまま動かない姉 「こなちゃんだって悪気は無いんだし、私・・その、お姉ちゃんが悪いと思うよ?」 「・・・・・解ってるわよ、そんなこと」 つかさはかがみの妹だ、言うときは言う 涙を流している人間に対してこんな事が言えるのは、絶対的な信頼関係のなせる技だろう そして、自分の非を認めるかがみも流石と言ったところ 「じゃあ、怒ってないの?」 「・・・・うん、後で謝るからさ」 つかさは安堵の溜息をついた 姉は感情を表に出しやすいのに口下手なのだ、それでいつも仲のいい友達と喧嘩になっては 涙を堪えながら家に帰ってきた事を思い出す 『お姉ちゃんにもこんな弱点が有るんだよね』 感傷に浸っていると、みさおとあやのが二人に気付く 「なんだぁ?柊泣いてんのかぁ!?」 「泣き顔見せろ~」と駆け寄ろうとするみさおをムッとした顔で睨むつかさ 迫力こそ欠けるが、それは明らかに非難の眼差し あやのはそれに気付き『妹ちゃん、私にまかせて』と小さく頷く 「ちょっと、みさちゃん?こっちにおいで」 「あ!なんだよあやの!?」 あやのはみさおの耳をギュっとつまむ 「ミュウ!?」と悲鳴を上げる八重歯の少女 「ちょ!イタイイタイ!柊の泣き顔見逃しちまうってヴぁ!!」 少し眉を引きつらせたあやのは「流石にそれはKYだよ~」と笑顔で扉に向かう みさおの悲鳴は悲壮感を漂わせ始め どことなく『ドナドナ』に似た空気が流れた 可愛そうな仔牛~売ら~れてゆくよ~♪悲しそうな瞳で見ているよ~♪ つかさの中でBGMが流れる 「イタタタタタ!待って、千切れるってヴぁ~・・・・」 二人は廊下に消えた 『C組の人ってキャラ濃いなぁ』 つかさは「少し可愛そうかも」と呟き、 みさおの扱いの有り方を考えたあと姉に向き直る 「お姉ちゃんも大変なんだね」 「そうね、世話の焼けるのが家にも学校にも居るからね」 「ええっ、一緒かよぉ!?」 わざとムッとしてみせる妹に顔を向けたかがみは少し照れたように笑っていた かがみはその日の内にこなたに謝った 「ごめんね、でもアンタが・・・・いや、私が悪かったわ・・・ホントごめん!」 「いいよ~、そんなに頭下げなくても他で返してくれればぁ♪」 目の前で真剣に謝る親友に自分に対する虚しさを感じながら、 それを隠す為におどけてみせる 「ちょっと!顔ちかって、どこ触ってんのよ!?(*´Д`)」 「今日は鍵あけて待ってるよ~かがみん(*´ω`*)」 「も~、先に行っちゃよぉ?」 「さあ、お茶にしましょう」 この日は、それで無事に収まるのだが 表情に気が付いたのはみゆきだけだったが、今日はそっとしておく事にしたようだ 『かがみんズルイよ、これじゃあ私が惨めに見えるじゃない』 午前3時 こなたの部屋の電気はまだ付いたままだ そこにはヘッドホンを付けPCの前に座る部屋の主 「あー、確かにあのエンドは無いよね」 今日は好きなアニメの最終話だったのだが、 終わり方がイマイチだったのが気に入らない スレを覗いてみると案の定、賛否両論の嵐 カチカチとマウスをクリックして画面をロールさせていく 216: 学生さんは名前がない:200X/12/28(土) 03 09 29 そして、最終話で台無しに 217: 学生さんは名前がない:200X/12/28(土) 03 13 29 なんだあの終わり方wwwwキメエwwwwwww 218: 学生さんは名前がない:200X/12/28(土) 03 13 59 そもそも面白くなかった 219: 学生さんは名前がない:200X/12/28(土) 03 15 42 おい、218 じゃあなんで見てたんだよwww しかし、終わりがあれじゃあな 欝だ 毎回思うのだが、ここを見ている作品関係者はこういった意見を書き込まれて 一体どんな気分なんだろうか? 反論したくならないのだろうか? 何気なくタブを更新し、新しいレスを閲覧 そんな事を考えているとレスの一つに目が行った 252: 学生さんは名前がない:200X/12/28(土) 03 30 14 一生を高校生活で終れるキャラ達は幸せとしか言いようが無い 一瞬ドキッとして、ゆっくりマウスを動かす 253: 学生さんは名前がない:200X/12/28(土) 03 34 43 社会に出なくて良いからな 254: 学生さんは名前がない:200X/12/28(土) 03 36 25 そこで人生終わるけどな 255: 学生さんは名前がない:200X/12/28(土) 03 37 50 また最初から見直せばおk 次の日、こなたは学校を休んだ 二度寝したこなたは『そういえば携帯が鳴ってた様な?』と普段は見ない電話を開く 新品同然の液晶には着信履歴が数件と『新着メール』の文字が表示されている もちろんメールは かがみ、つかさ、みゆきの三人からだ 未読メールを開いてみる 12/28(土) 8 30 50 FROM:かがみん 今日は休み? やっぱり昨日の事怒ってるの? 12/28(土) 8 35 13 FROM:つかさ こなちゃん、大丈夫? 12/28(土) 8 37 50 FROM:みゆきさん 泉さん、今日はいらっしゃらないんですか? ごゆっくり休まれてくださいね、お大事に 12/28(土) 12 42 36 FROM:柊 かがみ 今日、皆でお見舞いにいくけど良い? 時計を見る 『2時20分』 「もうこんな時間か」 今日は土曜日なので学校も半ドンだ と、いう事はもうすぐかがみ達がお見舞いに来る頃 『誰にも会いたくないなぁ』 「お姉ちゃんただいまぁ!皆さん来てくれたよぉ~」 「心配したわよ、こなたぁ 連絡くらいしなさいよ」 「こなちゃん~、お姉ちゃん寂しがってたんだよ?」 「こら、つかさぁ!」 「泉さん、これプリントとノートのコピーです」 「あ、あとあんたの好きなお店のチョココロネよ」 午後3時、帰宅するゆたかと一緒に お見舞いに来たかがみ達 会いたくなかったのだが、ウハウハのそうじろうが部屋に通してしまったので 皆と会う羽目になる 『お父さんも私よりみんなの方が良いのかな?』 「皆、ありがとう♪ってかがみん、病人にチョココロネはないでしょう」 「う、うるさいわねぇ!あんたの何所が病人よ!?」 「まあまあ、かがみさん落ち付いて下さい」 「お姉ちゃん、だから言ったのに」 「つかさ、あんたまで!」 「あう!?」 『うるさいなぁ・・・・早く帰らないかなぁ』 胸の辺りがゾワゾワする 『違う、こんな事考えたくない!』 「うぷぅ・・・うげえぇぇぇ!」 談笑中に突然の嘔吐をするこなた ベットの上の吐瀉物はただ半透明な胃液だけ 「ちょっとこなた!?」 「こなちゃん、どうしたの!?」 「泉さん!?私、おじ様を呼んできます!」 昨日からをあわせるとこれで4度目 皆の事を考えると体が拒否反応をしめすかの様に気分が悪くなる お陰で今日は何も食べれなかった 「はあはあ・・・・ううえぇ・・・けはっ!」 『苦しい・・苦しいよぉ』 「こなた!大丈夫、こなた!?」 『一人になりたいよぉ』 その日はそうじろうがこなたを病院に連れて行くことになった為 仕方なく三人は帰ることになった こなたは少しだけホッとしたが、病院には一人で行きたかった こなたはこの日初めてそうじろうに「一人にして」という言葉を使う その時のそうじろうのあの顔を彼女は決して忘れられないだろう こなたが学校に来なくなって数日が経つ 「お姉ちゃん、今日も来ないね」 「相当応えてるみたいですね、かがみさん」 二人でお昼をとるつかさとみゆき 四人の関係も少し変わった、恐らく 良くない方向に、だ かがみは塞ぎこみ、C組から出て来ない 姉が心配なつかさだが、人見知りのせいかC組に行く事を躊躇っていて 悩みをみゆきに聞いてもらっている みゆきもこなたに連絡をしてみるのだが、返ってくるのは気の無いメールだけだ 「最近お姉ちゃん勉強ばっかりしてて、ご飯も少ししか食べないの」 「きっと何かをしていないと不安なんですよ、誰にでもある事です」 「そうかなぁ・・・・」 当初はこんな会話が有った二人だが、今では机を寄せてただ黙ってご飯を食べている 時折会話をしてみるのだが、どうもぎこちない 「これね、初めて作ってみたんだけど・・・」 「美味しいですね」 「うん、・・・ありがと」 中身の無い会話だけが微妙に関係を保っていたのだが もともとタイプの違う二人である 優等生と劣等生、右曲がりと左曲がり、学業と料理、勤勉者と甘えん坊 二人の間に架け橋が無くなった今となってはクラスメイトという名目以外は特に共通点も無い訳で 最近では会話もそこそこに挨拶を交わす程度、 二人とも別々のグループで食事をとるようになっていた 一方C組では 「柊ぃ、最近ちびっこ見ねーけど、どうしたんだぁ?」 「・・・・・・知らないわよ、あんな奴・・・」 「みさちゃん~」 「喧嘩したのかぁ?柊凶暴だからなぁ」 「・・・喧嘩なんかしてないわよ・・・・」 「ほら、みさちゃんの好きなミートボールあげるから黙ってて」 「お、あやのサンキュー☆あ~むっ・・・むぐむぐ・・・」 「・・・・・・・・・」 「ほっ・・・」 ゴックン 「どうせまた、柊がちびっこ怒ったんだろぉ?」 「みさちゃ・・」 バチン!! 「みゃああ!?」 「あんな奴、知らないって言ってるでしょう!!?」 「びゃああああああああああん!柊がぶった~!」 「ああ、ほら みさちゃんが悪いのよ・・・あぁ~、柊ちゃんちょっとやり過ぎかも・・」 みさおの頬は真っ赤に腫れ上がり、少し口を切ってしまったようだ 「あ・・・・・」 『思いっきり叩いちゃった・・・どうしよう・・・』 かがみは罰が悪そうにジンジンと痺れる左手をさすって俯いた 「・・・・ごめん・・・・」 ベソをかくみさおと、それを慰めるあやの 二人の影をかつての自分とこなたにダブらせる 視界が涙で歪んできた 「知らないわよ、あんな奴の事なんか・・・・」 そんな事が有ったせいか、ここの所のかがみは少し孤立している と、いっても周囲は『みさおが悪い』という見解を持っている上に 叩かれてもなお「許してやるから機嫌直せよぉ」とあやのの静止を振り切って 体当たりしてくるみさのお陰で完全な孤立では無く、 周囲の気遣いによる孤立が保たれていた、流石は位の高い進学校である と言った所 人間が出来ていると言う訳だ もちろん、この形式が成立するに当たって 峰岸あやのの影の活躍が有ったことは言うまでも無い 「お姉ちゃん、何か食べないと体にわるいよ?」 いつも様に晩御飯を持ってきてくれるゆたか 大好きなこなたの為に優しい言葉をかけて どんなに具合が悪い時でも顔を見に来てくれる 「ゆーちゃんは優しいね♪」 「おじさんも心配してたよ・・・・その、元気なのか?って」 同じ家に居るのに、まるで一人暮らしの娘の様子を伺っているような違和感 そうじろうはあの日以来、こなたを怖がっているように見えた よほど娘に嫌われたくないと見える 「あはは、いい加減あの人も娘離れを覚えないとね」 「そんな言い方・・・」 「私はお母さんの代わりみたいなモンだから」 ゆたかの言葉をさえぎって、またもや思いもしない言葉を口走る 「そんな事、ないと思う・・・・」 あの親だ、ゆたかにも「絶対違う!」と言い切れない何かを そうじろうは十二分に漂わせているのだ 「だって、おじさんは・・・」 「ゆーちゃん!!」 「!?」 「ありがとう、もう一人にしてくれないかな?」 『私も病弱に生まれれば、皆に愛されて死ねたのにな』 こなたはいつの間にか、可愛い筈のゆたかにまで歪んだ感情を抱く様になって 悲しそうに部屋から出て行くゆたかを見送る度、自分を非難した 『最低だ、私・・・』 ここ最近、みんなからのメールが来なくなった 以前は定期的にお見舞いに来てくれていたみゆきさんも 毎晩電話をくれていたつかさも 毎日の様に顔を出しては夕方まで部屋にいたかがみも めっきり連絡が無くなった 『きっと、みんな進学の準備で忙しいんだ』 そう思いたかったが、多分違うだろう 『今日の5時まで・・・・』 こなたはそう決めていた、今日はゆたかがみなみと遊ぶと言っていたので帰りは遅い そうじろうは仕事の関係で6時まで家に戻らない こなたは携帯電話を取り出してメールを送り始めた 一括送信でかがみ、つかさ、みゆきに「時間が空いたら電話下さい」とメールする そして布団を被り、枕を抱いた 時間はユックリと、確実に過ぎていく だが電話は一向に来る様子は無い 『うん、まだ授業中だもんね』 秒針の音がする度に心臓が痛くなる 『どうして誰も電話くれないの?』 涙が滲んできた 『私って生きてる意味あるのかな・・』 いままで無駄な時間を過ごしてきたのは自分なのに 進路もやりたい事も夢もないのは自分のせいなのに、他人に対して八つ当たりをしていた その上、いまなお友人に甘えようとしている 『でも、これしか』 考えているとあっという間に時計の針は午後4時40分をさしていた どうしてこういう時、時間が経つのは早いのか - 柊かがみ - ここの所、私は勉強しかしていない 何をやっていても不安で、だけど何かをしていないと落ち着かない 別につかさやみゆきを避けている訳でもないけど 一緒にいるとこなたの事を思い出しちゃう 『かがみんはツンデレだね~』 彼女のニマーっと笑うあの姿は、もう過去のものになってしまったのかと思うと 胸が苦しくなって、地球上の酸素が薄くなったような錯覚に襲われる 「なんで私がこんな気持ちになんなきゃいけないのよ」 昔からこの性格が嫌いだ 素直じゃなくて、寂しがりやで、頑固者 だけど、そんな私を友達だと、親友だと言ってくれるこなたの事を 私はとっても好きなのに・・・・・・ 【時間が空いたら電話下さい】 無遠慮な彼女にしては他人行儀なメール きっと、何か大きな悩みを抱えててこなたは私を頼ってる これは『私達、友達だよ』っていう合図だと思っていいのかな? 私を頼っている、私の名前を呼ぶ彼女の顔は涙ぐんでいるに違いない だったらなおの事、電話なんかで済ませたくない 行って彼女を抱きしめて「大丈夫だよ」って言ってあげたい 玄関先でこなたは言うの 『かがみん電話してっていったじゃんか!?・・・でも・・ありがと』 って、少し恥ずかしそうな顔で俯いて 私達はそんなこなたを励まして、カラオケに行こうって誘うんだ きっと元気になってくれる こなたに会いに行こう 私は少しだけ晴れやかな気持ちで教室を出た 「少し遅くなるけど、こなたの好きなチョココロネでも買っていこうかな」 - 柊つかさ - 最近新しくしたばかりの携帯電話だったのに・・・・・・ 今度は雨に濡らして壊しちゃった 私ってドジだなってつくづく思うよ・・・・はあ・・・・ 流石に三回目は買ってもらえないかも知れないな 『今日はあの漫画の新刊が出るから、こなちゃんにも買っていってあげるね』 ってメールしたかったのに、携帯電話が無いんじゃあ無理だね 最近は家の電話もまつりお姉ちゃんが独占してたし かがみお姉ちゃんは機嫌が悪くて、ちょっとしたことで喧嘩しちゃうから借りれないし こなちゃん、寂しがってるかも ひょっとしたら私の事嫌いになっちゃったかも 今日会いに行って謝らなきゃ そしたら明日からまた学校に来てくれるかな? ゆきちゃんやお姉ちゃんと一緒に美味しいご飯食べるんだ そうだ、こなちゃんの分のお弁当も作ってあげたら喜ぶかな? えへへ、楽しみ♪ ドン! 「きゃ!?あれ?お姉ちゃん・・?」 「あってて・・あ、つかさじゃないの」 教室を出た瞬間にお姉ちゃんとぶつかった、私は尻餅 お尻がいたいかも お鼻を押さえながらお姉ちゃんは 「丁度アンタに会いに来たのよ」 「どうしたの?そんなに慌てて」 お姉ちゃんはなんだか嬉しそうだ、朝はあんなにムスッとしてたのに 「今からこなたの家にいくわよ!」 「え!?」 そうなんだ、嬉しそうな訳だよね お姉ちゃんはこなちゃんが大好きだもんね 少し妬けちゃうけど、私は嬉しいよ♪ 「急いでチョココロネ買いに行かなきゃ!おいでつかさ!」 「うん!私もこなちゃんに買っていくものがあるから・・・・」 私が言い終わる前にお姉ちゃんは走り始めた 「走るわよ、つかさ!」 「あ!?お姉ちゃん、待ってよ!!」 お姉ちゃん、私が運動オンチだって事忘れてない? 「そんなんじゃ明日になっちゃうわよ!気合入れなさい!!」 「どんだけ~!?」 - 高良みゆき - 今日も復習、予習は終わりましたね やはり静かな図書館でのお勉強は捗ります 教科書に参考書、ノートに筆箱 消しゴムのカスはちゃんとゴミ箱に持っていかなきゃ 「きゃ!?」 ドサドサ・・・・ 椅子に躓いて転ぶのは何度目でしょうか? 泉さんなら「萌え要素だよ、ъ(゚Д゚)グッジョブ!!」と喜んでくれるんでしょうけど ここは図書館、無音の世界 「も、申し訳ありません」 皆さんの視線が痛くって、顔が真っ赤になってしまいます 本当はかがみさんとつかささんを誘ってお茶にしたいんですが 疎遠になってしまった彼女達に普通に話しかけられるほど 私に勇気はありません 彼女なら、そんな事も気にせずにいつも前向きなのに、私にはお勉強だけしかない 彼女が羨ましいです そういえば、最近泉さんに会いに行ってませんでしたね 用事やお稽古、お勉強も大切ですが 傷心の友人を無碍にするのは良くないことですから、今からでも会いに行きましょう そうと決まれば、お稽古の方にお休みのお電話を あれ?画面が真っ暗・・・・ 電源を切ってましたね、えっと電源をいれて、と 『新着メッセージ』 あら、どなたでしょう? メールの内容は・・・・泉さんから 【時間が空いたら電話下さい】 きっと大切な用事が有るんですね、早速電話してみましょう だけど、電話をしても彼女は出てくれません 何故だか嫌な予感がします 「大変・・・急いでお家に伺いませんと・・・」 私は、この日初めて廊下を走りました 夕暮れの街中、その中を走る二人の少女 「つかさ、大丈夫?」 「お姉ちゃん・・・はあはあ・・・待って・・」 『そう思うなら、少し待ってくれても・・・・』 とつかさは思うのだが、息が切れて言葉に出来ない もう少しでこなたの家に着く 突然、かがみが立ち止まった 「みゆき」 「はあ・・はあ・・ゆき・・ちゃん?」 みゆきもこっちに気が付いたようだが 少しだけ、顔が緊張しているように見える 「こんにちは、お二人とも泉さんのお宅に行かれるんですか?」 「あ、みゆきもなの?」 「はあ・・・はあ・・・」 つかさは息が切れていて何もいえないでいる みゆきはつかさを気遣って、歩くペースを落としながら 「ご一緒しましょう」といってこなたの家に目線を送った かがみはソワソワしているが、流石に三人いて一人走るわけにも行かず みんなで肩を並べた ピンポーン ピンポーン 「こなたぁ、いないのぉ?」 何度目かの呼び鈴 しかし、一向に返事が無い 「こなちゃん、トイレかなぁ?」 「有りえるわね・・・」 かがみは携帯電話を取り出して、こなたに電話してみる チャラ~チャチャ~ラ チャラララ~♪ 「?」 「これって、こなたの着信音よね・・・?」 こなたは間違いなく部屋にいる様だが、いつまで経っても電話に出る気配がない 「まさか、あいつ携帯おいてどっかに行っちゃたのかな?」 「それは無いんじゃないかな?」 「お二人とも、どいて下さい!」 後ろから聞いたことのある、聞きなれない声がする 「へ?」 「え?」 ギャン! 二人が反射的にドアから離れた瞬間、大きな石を持ったみゆきが ドアノブを思い切り叩く 「ちょ、ちょっとみゆき!なにやってんのよ!?」 「そうだよ、こなちゃんだって悪気ないんだし・・・・」 だが、みゆきはやめようとしない 石に伝わった衝撃で、みゆきの綺麗な指から血が滲んだ ただ事じゃない、みゆきがここまでやるのだから 何か根拠があるんだと二人はみゆきを見守った 4度目に彼女が腕を振り下ろすと 「ガキャア!」という金属音とともにドアノブが外れた みゆきはそのドアを思い切り引っ張ってこじ開ける 「さあ!」 みゆきの合図にかがみは頷いて玄関に駆け込んだ つかさは玄関で躓いたようだが、気にしていられない 『急がなきゃ!こなた!』 特に根拠は無い、むちゃくちゃな事をしているのは重々承知だ でも、そうせずには居られなかった - 泉こなた - 目がかすむ、そう言えば携帯がなってた気がするけど きっと気のせいだよね?幻聴だよ・・・ そろそろ体が寒くなってきた 思ったより痛いし、ネットは嘘つきだ 「こなたぁぁ!!?」 なんだろう?私を呼ぶ声がする これも幻聴? 扉がガタンって、うるさいなぁ・・・あ、かがみんだ・・・ どうしてこんな所にいるんだろう? ああ、夢かな?ひょっとしてこれって幻覚? 「こなた!あんた何でこんな事・・・ちょっとしっかりして!」 あ、夢じゃないみたい 私を抱き上げるこの手は間違いなくかがみだ 「かがみん、どうしてここに居るの?」 かがみは私の右手をハンカチで縛ってぎゅっと握ってくれた 「私だけじゃないよ?つかさもみゆきも・・・」 「こなちゃん!?」 「泉さん!?」 目がかすむけど、みんなの顔が見える 久しぶり、みんなと一緒にいるのなんてほんに 「アンタに会いに来たの、こなたに会いに来たのよ?」 「そうなんだ・・・・」 かがみんは泣き虫だな、でも泣き顔が可愛いかも 「こなちゃん、氷持って来たよ!これで傷口冷やして!」 「つかさ・・・ありがと・・・」 つかさ、こんなにしっかりしてたんだね 「泉さん、救急車がすぐに来ますよ、だから!だから!!」 「みゆきさん・・手が・・・」 そっか、ドアを・・・みゆきさんそんなに私の事 「こなた!?」 「あ・・・・どうしたんだろ?私・・」 意識が途切れて、なんか気持ちいい 「ほら!あんたの好きなチョココロネよ!?」 「うん、かがみんありがと、後で・・食べさせてね?へへ」 「こなちゃん、あの漫画の新刊買ってきたんだよ!?」 「うん、つかさ楽しみにしてたもんね・・私も・・ありがと」 「泉さん・・いえ、こなたさん!しっかりしてください!」 「あは、みゆきさんのフラグ立てちゃった・・・萌える展開だね」 「みんな、ありがとね・・・・」 嬉しいな、最後にこうしてみんなと会えて でも、残念だなぁ時間切れみたいだね 意識が遠くなってきちゃったよ よくテレビで言ってたけど、本当に真っ暗になるんだね? 「みんな・・・・まだ・・いる・・・?」 「こなた!?こなたぁ!!」 「こなちゃん、起きて!」 「こなたさん!しっかりして!?」 よく、聞こえないや・・・・・・ でも居てくれてるんだね、じゃあさ私・・・ 「先に戻ってるからね・・・・・あの頃に・・・・」 つかさはグズグズと鼻を鳴らしてい泣きじゃくる こなたの近くに有った封筒をみゆきが見つけた 中には一枚の紙、それもメモ用の簡素な物だ みゆきは泣きながら文に目を通し、かがみに渡す そこには、彼女の思いがたった一行、綴られていた 『今度はもっと仲良くなろうね』 私は幸せな最終回を迎えた